死ぬ方をベースに生きてる人と生きる方をベースに生きてる人
少し古いですが2016/5/19に放送された、ハートネットTV 生きるためのテレビ「私が死にたい理由 第二夜」を見てショックを受けたので、少し紹介したいと思います。
こういう番組はアーカイブとして残して欲しいのですが、NHKオンデマンドでも見られません。Web上にはアップロードされているようですが、ここでは紹介しません。
彼女は問います。
生きている理由っていうより
死なない理由ってなんなのかなって
死にたいとは思わないんですか
(レポーター:僕は今は思わないですね・・・うーん)
分かれるんですかね
死ぬ方をベースに生きてる人と生きる方をベースに生きてる人と
私はメンタルヘルス不全に至る前は、2:3くらいの比率で生きてきたかもしれません。
小学校でいじめられて死にたいと思ったし、高校で生涯の友だちを見つけた時は生きてて良かったと思ったし、それでも、いじめられた記憶で人間不信になったり、みんなで飲み会に行けば楽しいし、ひとりで飲んでアルコール依存になって死にたくなるし。
もちろんうつ状態の急性期には死ぬ方に一気に振れました。その気力すらありませんでしたが。
私もうつ状態になるまで、知識はあっても、さほど興味はありませんでした。友だちがうつになった時も「大変だな。でも薬飲んでれば治るんだよね。」くらいにしか思っていませんでした。理解できたはずなのに。相談に乗れたはずなのに。彼は寛解しましたが、振り返ってみると、ひどい話ですね。
それぞれ両極の人もいる一方で、その中間状態にいる人もいると思います。そのグレーゾーンの人はどのくらい居るのでしょうか。マイノリティなのでしょうか。
こんなことをつらつらと思いながら、彼女が納得するような「死なない理由」を考えてみました。考えてみました。考えて。